BCAAとは、必須アミノ酸である、バリン、ロイシン、イソロイシンの総称です。
2つに枝分かれした形をしているため、分岐鎖アミノ酸(Branched Chain Amino Acid:BCAA)と呼ばれています。
必須アミノ酸の中でも、この3つのアミノ酸は筋肉に多く含まれており、筋肉の合成などにかかわると考えられています。
BCAAは筋タンパク中の35%、体内で必要とされるアミノ酸の40%を占めると言われています。
また、筋肉の元になる以外にも、筋肉痛や疲労感を軽減する効果があるとも言われています1。
筋肉をつけるためにタンパク質を摂ることが推奨されていますが、タンパク質は多くのアミノ酸が結合してできた重合体です。
タンパク質を栄養素として活用するためには体内で分解する必要がありますが、BCAAのようにはじめからアミノ酸として摂取すればすぐに体内で利用することができます。
30分の運動後、BCAA含有飲料を摂取すると、プラセボ群と比較して筋肉の合成率が上昇しました。BCAAの摂取により、筋肉をつくる機能が向上したと考えられます2。(図1)
筋肉中のBCAAが少ないマウスに低タンパク食を与えると、コントロール群と比較して筋源繊維中のタンパク量が減少しました。通常食を与えた時はタンパク量が減少していないため、筋肉が分解するような状況において、BCAAが筋肉の分解を抑制していることがわかります3。(図2)
おうちのわんちゃん・ねこちゃんの筋肉が少ないのかは分かりづらいと思います。
だからこそ、日々のごはん、おやつで筋肉を維持しやすいからだづくりをしてはどうでしょうか?