オメガ3脂肪酸(DHAやEPAなど)と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
脳に良さそう、血液がサラサラになりそう、など健康に良いイメージを持たれる方が多いと思います。
さらに、サプリメントに詳しい方なら「魚油」を思い浮かべるかもしれません。「魚を食べると頭が良くなる…」という歌にあるように、私たち日本人はオメガ3脂肪酸を含む魚油や魚に健康的なイメージを持っています1。
近年、この魚油に代わり注目を集めている食材があります。それが「クリルオイル」です。
クリル(krill)とはエビに似たプランクトン「オキアミ」を意味する英語です。
オキアミから抽出・精製された天然の油がクリルオイルなのです。オキアミと聞くと魚釣りの餌を思い浮かべる方も多いと思います。実は、クリルオイルは、オメガ3脂肪酸を含んでいるだけでなく、魚油とは異なる特徴を持つことから世界中で注目を集めています。すでに米国やヨーロッパ諸国では多くの市場があり、今後アジア圏の国々でも需要が高まっていくと考えられています2。
クリルオイルには複数の栄養成分が含まれており、魚油にはない成分もあります。
クリルオイルの⽅が、吸収されやすい
給与した日数
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クリルオイルのもう一つの特徴がリン脂質型と呼ばれる油であることです。リン脂質は細胞膜を構成する成分の一つであり、水に溶ける油でもあります。魚油を含む一般的な油は水に入れると分離して浮いてしまいます。クリルオイルは水に溶けやすく細胞膜を構成する成分であるため、魚油よりも体内や脳内に吸収されことがわかっています16 17。クリルオイルと魚油の効果を比較した臨床研究があります。クリルオイルは魚油の1/3の摂取量で、血中脂質値を健全に保つことがわかりました8。血液環境だけでなく、脳に対しても同様の結果がみられることがわかっています4。クリルオイルは含有している有効成分だけでなく、吸収のされやすさからも、健康をサポートするのに有効な素材であると考えられます。